2017年01月03日

四十九日の法要に関するマナーは

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四十九日法要は一周忌までの法要の中でも最も重要な忌明け法要です。死者が現世とあの世を彷徨っているこの期間を忌み日と言い、忌み日が終わり死者が成仏するのがこの「忌明け」です。納骨自体はどの時期にやるものという決まりはありません。しかし、最近では四十九日法要と同時に納骨を行って、その後会食するのが一般的な流れとしてよく見られるようになりました。この法要は遺族や親族だけでなく、友人や知人なども参加する大きな法要です。

菩提寺の住職と相談をして、予め、日程などを決めておく必要があります。服装のマナーとしては、施主側は三回忌までは喪服を着ることが望ましいと言われていますが、平服で行うこともできます。参列者より格式の高い服装でなければなりませんので、正喪服、準喪服が無難と言えるでしょう。平服で行うような場合は参列者に「平服でお越しください」とお伝えしておくことが親切でしょう。参列者側も準喪服で行くのが無難ですが、平服で都の案内があればカジュアルすぎないダークスーツなどで行っておくと間違いありません。

日程を決める際には、本来は故人の没日を含めて四十九日後に法要を行いますが、当日が平日の場合は集まるのが難しいことも多いので、直前の土日や祝日など、参列しやすい日に調整することが多いです。納骨式にまつわるお礼など費用の常識も気になるところでしょう。式を仕切ってもらう宗教によりお布施の金額が異なるのが実情です。仏教の場合、「お布施」として3万円が一般的な相場です。そこにお車代(5千〜1万円)×人数分の御膳料(5千〜2万円)×人数分が必要になります。その他、謝礼を入れる袋の書き方などもマナーとして知っておくべきことです。事前に調べておきましょう。